旗揚げ公演からちょうど一週間が経ちました。
まだまだ片付けも終わっておらず、身辺が落ち着いたとは言い難いのですが、少し振り返る時間の余裕ができたので、旗揚げ公演を走り切ったこの約半年間について今の考えを綴ってみたいと思います。
いやぁ、本当に言葉では言い表せないくらい大変でした、この約半年間💦
正直なところ、劇団の運営や稽古、旗揚げ公演の準備など、芝居そのものや演じること自体はそこまでではなかったのですが、人を動かすって本当に難しいですね
…( = =) トオイメ目
特にうちは初心者・未経験者もOKなので、すべてが出来る人ばかりとも限りませんし、中の人(鵺)自身も演劇というコミュニティに身を置いてまだ1年ちょっと。組織自体も発展途上、まだまだ未熟です。中の人(鵺)として知識が足らないことに対しては周囲から学ばせていただく謙虚な姿勢を示していたつもりですが、知らないことを勉強不足・経験不足と咎められることも多々ありました。
個々のレベルに開きがある中で、上に合わせる志の高さがないと軽蔑されても仕方がないのか、しかしその一方で、下に寄り添える優しさがないと技術的なことばかり追い求めて息が詰まります。出来る人が出来ない相手を叱責するばかりでもいけないし、出来ない人が努力を怠ることもまた違います。劇団に限らず団体を動かす上に立つものとして、何を優先し、何を大切にするのか、非常に悩みました。
ですが、その中でも、最終的に感じたのは「相手の考えや意見を否定して、自分の考えや価値観だけが正しいと一方的に押し付けたり、特定の誰かだけに気を遣って機嫌をうかがったり迎合したり、他人に自分の意見を代わりに言わせたりするのではなくて、全員が客観的に中立な立場で、ちゃんと意見の異なる相手の主義主張も尊重し、認め合って参加してもらうのが望ましいのではないか」ということです。白熱してついつい意見がぶつかるのは仕方ないことですけどね😅
「あなた方が芝居をやるうえで、もっとも大事にしていることは何か?」
尋ねるとほとんどの人が答えます。「楽しく芝居がやりたい」と。
楽しくやる芝居とは?
中の人が最も頭を悩ませたこの課題、いずれ答えが出る日は来るのでしょうか。
そして、これだけは言えます。舞台はチームワークです。同じ舞台に立つ仲間として、信頼し合ってリスペクトができる関係でないと決して良いものは作れません! そういう意味でも価値観の擦り合わせは大事です。
「うちに何を求めて参加するのか?」
ただ、「時代劇がやりたい、殺陣がやりたい」それだけなら他にも時代劇や殺陣を扱っている素晴らしい劇団が沢山あります。うちの劇団でしか体験できないもの、それが何かを明確に外からも見極めてもらえるように、「うちの劇団はどうありたいのか」をこの先、少し時間をかけてでもじっくり向き合っていきたいなと思います。
今回の旗揚げ公演、いろいろな意味でとても勉強になり、多くの学びと気づきを得ることができました。
「願掛け狐」に関わってくださった関係者、お客様、全ての皆様に、心から感謝の意を込めて。
そして、またいつか孤平次たちと再び逢えることを夢見て。
まげもの劇団「あとみよそわか」代表:鵺(ぬえ)